データを吸い出す。

検索

プレミアムVol19ではOR検索は3つまでの制限があります。。
1.日本語では「ある.」で終わっている文章が多いがピリオドは正規検索になってしまい、検索できない。「あ」をつかう。
2.アルファベットではエドガーアランポーによれば[e]が一番使われる。「e」を使う。
3.数字は0よりは1の方が多いような気がする。
よって「あ|e|1」で検索する。
ヒット数が多いので治療指針、皮膚科、小児科、など単元ごとに検索する。

ファイルに落とす。

vol16の作者はクリップボード監視を使っておられましたが、今回は要素一つずつをテキスト保存するようにしました。

上図のような状態で『09ショック・・』をクリックすると右側にその解説が表示されます。ここで「CTRL+S」で名前をつけて保存ダイアログがでます。ファイル名を入力して保存(フォルダは直前のをそのまま使う仕様)します。
これを1894回やれば『今日の治療指針2009年』が抽出終了となります。
いえいえとてもそんな暇は、と言う方のためにもう少し自動化します。

いろいろ試すと、

マウスで検索窓の左上端(上図の『書籍目次』の直下あたり)をクリックしてから・・・
1.[tab]キーで順番に項目を移動できること。
2.開きたい項目に来た時点で[Enter]を押せば項目が開くこと。
3.ファイル>ユーザー設定で
{一度に表示する検索項目を20表示に、またフォントを最小にしておけば}スクロール機能が働かないので
マウスで左上端のクリックポイントがずれないこと。
4.「次の20件」もタブで移動できるので、これにタブをあわせたときにEnterを押せば次の20件を表示すること
に気づきました。これで自動化のめどが立ちます。

自動化

まさに今日の治療データ保存のためにあるようなソフトがありました。uwscです。作者の方、ありがとうございました。free版を使わせていただきました。

「のためにある」・・・というのは以下の理由です。

1.処理を待ってくれること。

HDD版なのに結構処理が遅いので、選択しても解説のページが開くのに1秒以上かかることもあります。このとき、uwscは待ってくれるので、解説が開いてから保存ダイアログを開きます。1万を超える繰り返しで、作働ミスは皆無でした。

2.スクリプトが組めること。

構造化が出来るので保存するファイル名もカウンタで回せます。あとで秀丸で全ファイルを加工するに当たり、ファイル名はシリアルで作る必要があります。

一応自作したものを置いておきます。エディタで開いて解析してください。たぶんマウスの座標だけ、環境ごとの設定すればそのまま動くと思います。

実行

HDD版をインストールして立ち上げます。

レイアウト変更

通常のレイアウトはこの通り

今回はどうせ検索はしないし、なにしろタブで検索結果を移動するときにスクロールされるとマウスの座標がずれますのでこれを避けるために検索結果を異常に広げます。

ここでUWSCで録音し
書籍目次の直下をクリック。
uwscでスクリプトをいったんダミーファイルに保存して座標を取得し、exeファイルの座標に書き込む。
初回x=19
初回y=2172など。

これで実行準備が出来ました。

実行

20回繰り返したら、次の20件を自動でクリックするさまを動画クイックタイムはこちら)で置いておきます。

実行時間
1893のテキストファイル作成で3134秒かかっています。1ファイルあたり平均1.66秒でした。

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